【経験者は語る】習い事でラグビーを始めても運動神経は鍛えられないスポーツですよ!
習い事という視点でラグビーを続けたら運動神経は身につくのか。
ある程度のラグビー歴のある私が経験者として、今と過去を振り返った上で話を進めていきます。
あまり詳しい事を言うと、この記事を書いている「うつだい」が誰かと言うのがバレてしまいそうなので、ラグビー歴などは控えさせて頂きます。
ただ、幼少の頃からラグビーを続けてきたのは間違いないです。
実用性のないラグビー
キックは上手い人が担当
[memo title=""]
「キックオフ!ボールが高らかに上がりました!」
試合が始まった。
[/memo]
この時、ボールを蹴る事の出来る人は大体決まっていて、リーダー格の子。
それもそのはず、トライを取った後も追加点を得る為のキックをする機会があるので、中途半端な気持ちの人には任せられない。
つまり、「蹴る」という運動神経を高める事ができる人はごく僅かなのです。
近距離パス&イレギュラーなパス
[caption id="attachment_529" align="alignnone" width="731"] Photo by Edgar Pimenta on Unsplash[/caption]
[memo title=""]
「飛んで来たボールをしっかりキャッチ!バックスの華麗なパス繋ぎ!」
[/memo]
この様な特殊な形のボールに合わせてパスの仕方もあまり見ない方法です。
更にパス回しは主にバックスの仕事なのでフォワードがパスする機会はあまりないです。
この時点でパス回しのバックスと、ただ突っ込むだけのフォワード明確な格差が存在しているのです。
そして、バックスを任されたとしても、ボールは斜め後ろにパスする事しかできない。
つまり、「投げる」という運動神経を鍛える事はできないのです。
できたとしても、斜め後ろに放る様な「投げる」になるでしょう。
取り敢えず突っ込む
[caption id="attachment_535" align="alignnone" width="738"] skeezeによるPixabayからの画像[/caption]
[memo title=""]
「ボールを持った選手が相手陣へ切り込みます!」
[/memo]
バックスはボールを持ったら取り敢えず突っ込みます。
そこに、フォワードはボールを取り返す為に突っ込みます。
これがラグビーを続けてきても運動神経が育まれなかった最大の原因である。
「蹴る」はまだしも「投げる」は体育で測定される分野である。
とは言っても年に一回試される程度。
でも、ラグビーを続けても根本的な運動神経が身に付かないのは、取り敢えず突っ込んでボールを進めるという、このスポーツの特徴にあるのだと思う。
サッカーは相手の位置を把握してどの様に動くのかを経験と照らし合わせる事で、フェイントやドリブルを駆使して相手を出し抜く事ができる。
野球はもっと凄い。ボールを目で追うという運動神経に長けているので、サッカーをやらせたらボールなんて遅く感じるようで、ボールが何処に進むのかをある程度把握できると高校の頃に聞いた事がある。
突っ込むだけでは運動神経は育まれないのだと思います。
パス回しのバックスはまだしも、フォワードは突っ込むだけ。
ラグビーは転職先である
[caption id="attachment_541" align="alignnone" width="737"] Photo by Ross Findon on Unsplash[/caption]
ラグビー選手は子供の頃からラグビーを続けてきたのでしょうか。
ラグビーを始めるのは高校から始めるのが一般的で、それまでにサッカーや野球で運動神経を高めていた人が今までラグビーを続けていた人を才能で凌駕するのです。
2019年ラグビーW杯の選手名鑑を見ればラグビー一筋という選手だけではない事が分かります。
稲垣 啓太
小学校時代は野球で全国大会出場歴もあり。[1]
堀江 翔太
バスケットをかじり始めたのは小学6年の途中。経験の浅い堀江だったが、強豪中学でもすぐに頭角をあらわした。[2]
田村 優
中学時代までサッカーをしており、プレースキックも正確である。[3]
松島 幸太朗
日本ではサッカーやバレーボールをしていたが、ラグビーは南アフリカに住んでいた12歳~13歳頃に始め[4]
田中史朗
小学校時代まで、ラグビーと並行して、ソフトボールにも熱中していた。[5]
テレビでよく見かける中心選手のほとんどはサッカーや野球のなどのスポーツ経験がある事が分かりました。
その他にも中村選手は中学まではサッカー少年で木津選手は剣道を小3から中2まで続けていたそうです。
私が調べたのは以上なので、他のスポーツ経験のある選手は沢山いるでしょう。
このことから分かる事は、運動神経とやる気さえあればラグビーは誰でも始められるという事。
サッカーや野球といった、ゲームを成立させるのにある程度の練習時間が必要であるスポーツとは違って、ラグビーは特殊な運動神経が要らない分、得る事も少ないと言えるのではないでしょうか。
まとめ
ラグビー批判をしたい訳ではなく、冒頭でも説明した通り、習い事でラグビーを始めるというのはいかがなものかという私なりの考えでした。
ラグビーを遅い時間に始めても選手になれるスポーツならば、サッカーや野球で運動神経をしっかりと養うべきではないだろうか。
正直、ラグビーをしている人は周りにいなかったので、話ができる人がいませんでした。
高校の体育の授業もサッカーとバスケ。ラグビーは危険で手軽ではないスポーツなので、公園でやろうという機会は相当少ないと思われます。
そして、野球をしている人は球技をやらせると何でも強いという事実。
それを知った時、ラグビーを通じて大したものは得られない事を知った。
この記事で一番伝えたい事それは...
[memo title=""]やるかやらないかは本人が決めるもの、親が決める事ではない。[/memo]
本人がそれを楽しめればそれでいいのです。親にやらされていた私からすると苦痛でしかなかったですね。