行動が伴わないのにプライドが形成される原因とデメリット 【改善方法を伝授する!】

 

つい、口だけで行動に移す事ができずにいませんか?なのにプライドばっかりが大きくなっていく...。

このように、行動が伴わないのにプライドばっかり大きくなっていく人のデメリットと原因、そして改善方法についてお話ししたいと思います。

デメリット : 周りから人が居なくなる

行動が伴わないのにプライドが高いと、どのような不利益を被るかについて、自分自身の経験を踏まえて、話を進めていきたいと思います。

結論から言いますと、[memo title="結論"]周りから人が居なくなる[/memo]という事に繋がります。

そして、「周りから人が居なくなってしまう」原因として以下のような事が挙げられます。

[list class="li-accentbdr li-double strong"]

  • 人を見下してしまう
  • 人から信用されなくなる
  • 自分を信じられなくなる

[/list]

人を見下してしまう

行動が伴わないのにプライドが高いと「人を見下す」という事を始めます。この行為が「周りから人が居なくなる」という状況に繋がっていく流れについて説明します。

原因 : 人を見下してしまうのは何故か

何故、行動が伴っていない人が他人を見下してしまうのでしょうか。それは、実績の伴わないプライドによって自分がとても尊大であるという幻想を描いてしまっている為です。

次の見出しでも説明するのですが、そもそも行動が伴わないのにプライドが高い人は、周りから認められていないという負の感情を持っているので、偽りのプライドを高く持ち他人を見下す事で、その負の感情を癒ために、人を見下してしまうのです。

結果 : 人を見下す者の末路

このような、歪んだメンタルを持っているので、自分に接してくれた相手に対して無愛想な返答だったり、言葉遣いなどが無意識的に人を見下しているようになり、結果的に周りから人がいなくなっていくのです。

また、自分は他より優れていると考えているにも関わらず、その偽りのプライドが砕け散るのが怖いので、人と関わる事を避けるようになります。いずれにせよ、周りから人が居なくなっていくのです。

体験談 : ミュージシャンに憧れた少年

それは、私が中学生の頃の話。音楽の好きな私は、「将来はミュージシャンになる」と宣言していた。今思えば、現実逃避だったのかもしれない。ただ、自分は成功するという不確かな確信を持っていたのだ。ギターを買って練習するものの、基礎練はつまらないとギターを辞めてしまった。

しかし、その後も楽器を触る事もないのに、「自分はミュージシャンとして成功する」という夢を持ち続けていて、技術は停滞したままプライドばかりが成長していたのだ。

そして高校生になった頃、部活で軽音楽部に入ると宣言していたのに、結局は入る事がなかった。それは、プライドが高い自分からしたら部活で音楽をするのはヌルいと考えていたからだ。本当は自分には才能がないというのを知るのが怖くて、人を避けていたのかもしれない。

現在、よく過去を振り返ると「あの時、部活に入っていればよかったなぁ」と酷く後悔をする事がある。自分のレベルにそぐわないプライドというものは、人生の選択を狂わせるのだ。

人から信用されなくなる

行動が伴わないのにプライドが高いと「人から信用されなくなる」という不利益を被ります。このようなレッテルを貼られると「周りから人が居なくなる」という状況に繋がっていく流れについて説明します。

原因 : 人から信用されなくなるのは何故か

何故、行動が伴っていないのにプライドが高い人に対して誰も期待をしなくなるのでしょうか。それは、プライドが高く自信に満ち溢れているために色々初めてみるものの、いざ物事を初めてみると難しいと分かり、夢を叶える事はおろか、継続させる事すらできないの、周りから見ると信用できないやつだと思われ、誰も期待しなくなるのです。

結果 :  狼少年の末路

このように、周りから信用されなくなると、「あいつは、口ばかりで行動できない」というレッテルを貼られて、相談をする人や自分を頼ってくれる人が周りから居なくなるのです。

そうなると、自分の頼みごとを今度は相手が受け入れてくれなくなったり、人間関係が悪くなり極端な話、孤独な生き方になるので、自暴自棄になったり、うつ病になったりする可能性があります。

体験談 : 起業を目指した青年

これは私が高校生の頃の話。この時は起業する事に憧れていた、もちろんミュージシャンになるという夢を持ちながら。もともと、想像する事が得意でアイデアを生み出すという事が楽しくて、それをメモ帳に書き出したりしていた。

ある時、知恵袋のようなサイトを作れば大儲けができるのではないかという考えが思いつき、プログラミングを始めようと志した。日本ではAplle製品が人気で、自分も使っていたのでMACを買う事に決めた。パソコンはプログラミングを頑張るという事で、親が高いお金を出して買ってくれた。それからというもの、自分はプログラミングを始めるようになった

しかし、プログラミングは甘くはなかった。コードをどのように書けば良いのかわからず、サイトで質問するも、投げやりな質問として誰も回答してくれなかった。使い方を調べても英語を訳す必要があり自分には才能がないと思いひと作品も作らずに辞めてしまった。

パソコンを買ってくれた親からすれば、プログラミングに使わないなら普通のPCでよかったのではないかと思っている事だろう。また、自分は受験も失敗していて高い塾代も無駄にしている。こんな自分を親はどのように思っているのだろうか。

自分を信じれなくなる

行動が伴わないのにプライドが高いと、最終的に「自分を信じれなくなる」という状況に陥ります。このような心境から「周りから人が居なくなる」という状況に繋がっていく流れについて説明します

原因 : 自分を信じれなくなるのは何故か

行動が伴っていないのにプライドが高い人は最終的に自分を信じれなくなります。何故かというと、プライドが高く挑戦的にも関わらず、物事を始めてみても結果的に続かなかったり、行動に移せなくなるので、今度は自分を信じれなくなるのです。

結果 : 自信のない者の末路

自信がない為に、自分が人と関わったら迷惑をかけてしまうのではないかという考えに陥り、人と関わる事を避けるようになります。最初は、自分に対するプライドが高く、人を見下していたのですが、今度は、自分に対する自信がなくなり、人を見下す事はなくなるのですが、同じように人を避けるようになります。

体験談 : 今の自分

現在の自分がこの状況に該当します。人から認められたいという願望から生まれたプライドは、行動するに従い、バラバラと崩れて行き、人を見下すことはなくなりましたが、自分には何もないので人と関わるのは、迷惑だという気持ちから、人と関わることを拒絶しています。

優しく声をかけてくれた人にも、どうせまた裏切ってしまうのではないかという、自分に対する自信のなさから、人と深い関係になるのを無意識的に避けているのです。

原因 : なぜ、自分はそうなってしまったのか。

何故、行動できないのにプライドばっかりが大きくなるのか、その根本的な原因について解説していきたいと思います。それは以下のようになります。

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  • あなたは特別だという教育や社会
  • 成功を認めてくれない教育や社会
  • やればできるという教育や社会

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あなたは特別だという教育や社会

このように、親や学校の先生によって自分が特別であるかのような教育をされた場合、その子供は「自分は他の子より特別だ」という感情を持ってしまうのだと思います。

確かに、人それぞれに持つ個性を伸ばして行くのは大事ではあるのですが、過度に褒めたりするのは「自分は特別だ」という感情を植え付けるような教育だと言えます。

体験談

現に、私がそのような教育をされたので思い当たるのですが、小学生の頃からそのような思考があったと思います。図工などの時間に周りの作品より自分の方が優れているような感覚をこの頃から持っていて、自分は勉強はできないけど頭だけは良いと思っていた。

改善

過度に褒めるような教育ではなく、世界には自分よりも優れた人がいて、その人は物凄い努力をしている事を教えてくれるような教育をされたかった。

この様に、自分が特別だという考えは偽りであるのにプライドばっかり大きくなっていく原因の1つと言えるでしょう。

成功を認めてくれない教育や社会

成功を認めてくれないとはどのような教育かというと、子供が成功を共感を親に求めた時に、それを褒める事をせずに、特に改善点を提示するような教育です。

逆に、改善点を提示しないような教育だと、その子の主観的な評価で終わってしまい、そこから伸ばす事ができないというデメリットも存在する

バランスが大事

だから、バランスが大切で、褒める事と改善点を教える事も大事である。子供の成果に対して、どこが大変だったのか、どれだけ頑張ったのか、などといった感想を聞いて、それを乗り越えたという意味で褒め、それで初めて改善点をアドバイスといった形で教えてあげるのが望ましい。

体験談

私の親の場合はこうだ。母にギターの上達を披露した時は「すごい!でも、ここをもう少し...」と改善点をメインとして評価を下す。机をDIYした時には「引き出しを作ったら完璧だな。」と父に言われた。

家族にさえ認められない私は、ミュージシャンや社長として成功すれば評価されるのではという考えにいたり、行動もせずにその偽りのプライドや肩書きを抱く事で、心の傷を癒したかったのかもしれない。

やればできるという教育や社会

このような、「やればできる」、「努力は裏切らない」という根性論は、よく大人が言っているかと思います。確かにやらなけらば何も始まりませんが、正しい方法で且つ正しい方向に努力を注がないと努力は裏切ります。

名言の落とし穴

私はこのような言葉があるから、「自分でもやればできるのではないか。」という考えが生まれるのではないかと考えている。要は、自分だって努力をすれば簡単に夢を叶えられると...。

このような考えも、行動が伴わないプライドの原因ではないだろうか。物事を簡単こなせると信じているので、気軽になあれやこれと手が伸びてしまう。自分には難しかったと挫折をしても「やればできる、今は本気でやってないからできなのだ。」と実力はないのにプライドが高くなる。

体験談

自分もミュージシャンやプログラマーに憧れ色々手を出してみたが、根っこが「やればできる」という考えじゃ、やってもできない時に心が直ぐにポキっと折れてしまう。それでも、いつか本気を出すだろうと、好機を待ちながらも何もしていないのにミュージシャンを気取っているのだ。

まとめ : 【改善方法】プライドを捨てる為に

[list class="li-accentbdr strong"]

  • 人を見下してしまう
  • 人から信用されなくなる
  • 自分を信じられなくなる

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この記事では以上の理由から、周りから人が居なくなるという原因について解説しました。この項ではその根本的原因である、行動しないのにプライドが高いという症状をどの様に変えていくべきかについて解説していきます。

プライドを打ち砕く

プライドを捨てる方法、それはプライドを打ち砕く事です。上記で説明した様に、偽りのプライドは認めて欲しいという願望から生まれた自己の傷を癒す為に形成されたもので、それが壊れない様に人から避けるのでしたよね。

つまり、人と関わり価値観を共有する事や自分の現状を相手と比較する事で、自分のレベルを否応がなしに自覚する事ができて、プライドを打ち砕く事ができるのです。

人の話を聞くだけでもいい

自分のことを優れていると思う人は、本当にそうであるかどうかは別として、他人から良いところを盗む必要がないので、他人のスペーチやプレゼンを聞く事などをないがしろにしがちです。

自分も分かった気になって先生の話を聞き流していて、気づくと何を話していたか覚えていない事が良くあったのはその為で、人の話を聞いていると物事の考え方や性格、知識の量、コミュニケーション能力の高さを読み解く事ができるのです。

プライドがなくなった先に待つもの

そして、プライドが打ち砕かれると次に自分には何もないという事にに気がつくと思います。今まで自分の無力さを自覚する事から避けてきたので、周りが基本的に持っている能力を持ち合わせていない事に気がつき、自信を無くしていくのです。これは、「自分を信じれなくなる」という項目で説明した通りです。

この先は、身近に尊敬できる人を探して、その人の良いところを盗んでいくという努力が必要だと思います。自分は現在このステージにいるので、ハッキリと改善策を述べる事ができないのですが、自分を変えていく事から目を逸らしてはいけない、人の良いところは認める、人と親密な関係で付き合う事が必要なのかと思います。