口だけ野郎が挫折してしまう原因と心理を解説する。
口だけ野郎代表のうつだいと申します。今回の記事では、口だけで行動に移せない人の心理について、口だけの私がどのように物事を捉えているのかを踏まえて解説していきたいと思います。
ブログ書き始めて6日目の記事となるのですが、朝に書こうと思い立ったものの、この記事を17時になって書き始めるという始末。
「ブログ書こうかな...。でもまだ眠いから二度寝しよう。」こんな感じでズルズルと時間を引き伸ばしてきました。このような行動の裏にどのような心理が潜んでいるのでしょうか。
誰だって夢をみたい!
この世の全ての人間が自由に夢を叶える権利があると思います!誰だってミュージシャン、スポーツ選手、プロゲーマー、宇宙飛行士 etc.になりたいと思うはず。
そして、希望する大学に入る事も夢であるし、結婚して取り敢えず幸せに暮らす事だって、コンビニに寄るという願望だって夢だと思います。
大小関わらず、実現したい事は夢という事ができるでしょう。ですが、全員が夢を叶えられる訳ではありません。
そして、その夢をすぐに諦めた奴の事をビッグマウス、すなわち口だけ野郎と呼びます。
「口だけ」は称号
「口だけ」を私は称号と捉えています。要は、宣言した事を直ぐに諦める人の事を指す称号。誰だって「なんか違うな」と思い、すぐ辞めてしまう事があるかと思います。
なので、口だけと言われたとしても落ち込む事はないですが、その自分を変える事から目を逸らすのは良くないと思います。
そして、「口だけ」は色んな原因からくる結果としてのヤラナイだったり、諦めると言った行為だという事をまず初めにお伝えします。
甘く見過ぎた罠「でも、そこまでして...」
誰もが夢をみて、実現せずに諦める。この一番の原因は「そこまでしてやりたくない。」という感情。実際に行動に移してみて「これじゃない....」という感覚は自動車を例に説明するとこうなります。
[memo title="Example"]
助手席の自分 「運転って楽そうだな、ハンドルを動かすだけだし。」
運転席の自分 「運転って意外と難しい! ハンドルを切る前に状況を把握する必要がある!」
[/memo]
過程を楽しめない
この様に、見ているだけでは簡単そうに見えても、実は色んな脳みそを使っていたり、やらなくてはいけない練習があると分かると、急に自分にはできないと思えてきて、すぐに挫折してしまい、「口だけ」と呼ばれる事に。
要は、ミュージシャンにはなりたいけど練習は地味でやりたくないといった、過程を楽しめない為に挫折をしてしまうのですね。
原因
これが起きる原因は、物事を甘く見過ぎたからだと思います。現役で活躍している成功者達の努力量を初心者が簡単に想像する事はできません。
自分で経験して初めて、その人の凄さを知れるのだと思います。子供が自分中心に物事を考えるのは、自分を客観視できないので自分が一番だと思っているので人をうまく評価できない。逆に自分を客観視する事のできる人は相手の凄さを理解する事ができるのです。
解決策
大人はいつも子供の成功を願いますが、逆に子供にとっては失敗する事が恥ずかしい事だと、間違って認識したまま大人になる。
失敗をして初めて成功者の本質を理解する。誰しも失敗、挫折するのは当たり前だという隠された常識を持つ事が、物事を継続し続ける為のメンタルとなるのでしょう。
才能がないから
人は出来ない事に対しては最初から興味を持つことは無く、逆に出来る事にに対して興味を持つので、興味を持った時点で、その人には才能が備わっているという考え方があります。
口では「将来ミュージシャンになる!」と言ってみたり、「有名大学に合格する!」と言ってみたものの、行動に移せなかったり、途中で諦めるいった、これらの原因に、個人的な意見として「才能がない」という考えを挙げます。そして、夢を実現する為には、二種類の才能が必要だと思います。
能力的 才能
夢を実現させるには、個人的にある程度の能力的才能が必要だと思います。例えばどのようなものがあるかと言うと、
[list class="li-accentbdr strong"]
- リズム感
- 運動神経
- 想像力
- 地頭
[/list]
これらはほんの一部で、対象とする分野によって使う能力的才能は違ってくると思います。この、能力が平均的にあれば、努力と気持ち的才能によって力を伸ばしていく事が可能です。
しかし、必要となる能力的才能が著しく欠如しているならば、まずはその改善をしなくてはならないですが、大半の人はこれに気が付く事なく、何故か上手くいかなくてつまらなくなり、挫折していくのです。
私の場合、小さな頃から文章を読む事が苦手で、国語の成績が今まで良かった事がないくらいひどかったのを覚えています。この場合、自分には読解能力がなかった訳ですが、本を読む事を避け読解能力を鍛えるのを怠った結果、大学入試で失敗をしました。
[memo title="体験談"]
願望 : 「最低MARCHに合格する!」
結果 : 「センターで半分しか取れない...。」
[/memo]
昔から苦手だった国語科目で足を引っ張り、受験失敗。そもそも現代文の勉強を避けていた。
気持ち的 才能
「能力的才能」が欠けている人は少ないのですが、この「気持ち的才能」に関しては持っていない人がとても多いと思います。
逆に気持ち的才能が欠けている人の思考を紹介します。
[list class="li-accentbdr strong"]
- ギターじゃなくてお金も稼げる他の趣味の方が効率がいいのでは?
- この夢を叶えるためにどの位の時間が必要だろうか?
- 高校でやって来なかった私は初心者だから浮くよね...。
- ギターもいいけどピアノもいいなぁ
- 弦の交換はどうやるんだろう、10年間で弦にどのくらいのお金を使うだろうか?
[/list]
気持ち的才能は定義する事が難しく、ネガティヴ思考の方や考えすぎる性格、気分屋や慎重すぎる性格が原因だったりします。
また、仮に能力的才能が長けていても気持ち的な部分が伴っていないと途中で「なぜ、やらなければならないのだろうか?」という考えが浮かんで、挫折に繋がるのです。
体験談
私の場合はギターを始める時に、取り敢えずギターを買いました。これは、有名ギタリストに憧れたりギターの音色に惚れた訳ではなく、元々作曲家になりたかったのに、作曲家はギターくらいは弾けるであろうという考えから、始めたのです。
つまり、私にはギターに対する興味はそんなには無く、作曲家としての経験を積むために弾けるべきであろうという、考えから始まったのです。
[memo title="体験談"]
作曲家になりたい!→作曲家はギター弾ける→取り敢えずギター始める
このフレーズカッコいい!→このギターフレーズを弾きたい→ギターを始める
[/memo]
そもそも、ギターに必要とされる「気持ち的才能」が欠如している私にとって、目標はギターを超絶うまく弾けるようになる事では無く、作曲家としてギターを弾けるという事であると知りました。
そして、実現できるレベルは能力的才能と気持ち的才能に比例するのだと思います。
メンタルに問題がある
前項の気持ち的才能の続きとしてメンタルや性格に問題がある為に物事を継続するのが困難な場合を紹介します。何事にも良い面と悪い面が存在するという事を前提にして話を進めていきます。
欲張り
「欲張り」は簡単に説明すれば、効率をよくしようと欲張って失敗する人を指します。上の項で紹介した、ギターもいいけどピアノも良いと思って、どっちも手に取ってしまう人の事です。この性格が裏目が出てしまうのは、両立できないのに無理に両立をしようとしていまう場合です。
実は私の実話をもとにしているのです。以前、ギターとピアノを毎日練習したら効率よく同時に上手くなると思い立ち、練習を始めるのですが、毎日両立するのは難しくて結局ピアノを諦める羽目になりました。
この頃は本当にクレイジーでベースも一緒に両立する事を考えていましたね。
[memo title="対策"]両立できないと思ったなら、一点集中型に![/memo]
現実逃避
これは、受験や将来の不安といった現実から逃げる為に、大きな夢を宣言するという事です。
症状
親が提示する社会のレールに従うくらいなら一発狙う様な大きな夢を宣言する事で、親の期待を退けようとするのですが、その夢に対する気持ちもあまりなく、行動と知識が伴っていないので、具体的にどの様な夢を抱いているのかを説明する事ができないのです。
そして、その原因を勉強を強要している親のせいにするのです。確かに、音楽を始めるのなら、いっそ学校を辞めて、楽器をずっと触っていたいですが、そうもいきません。形から入ろうとするので、結局は行動に移す事ができないのです。
体験談
私の場合もそうでした。中学生の頃は取り敢えず音楽に携わりたいと考えていました。親にも音楽の専門学校に通う事を打ち明けるも、行動に移さないで、夢だけを語る私に勧めたのは、普通に高校の進学でした。
これは親として当然だったと思います。今思えば、音楽家の夢は現実逃避だったのかもしれませんね。
対処法
この一番の対処法は、全力で夢に取り組んで、現実を知る事が大切だと思います。現実逃避を認識させて現実と向き合わせる。それで、続けたいというのなら、それを応援するのが親の役目。一番最悪なのは、夢に挑戦させずに、安定の道を勧めるだけの親です。
[memo title="まとめ"]
「夢を叶えたいなら全力で取り組んでみなさい」
[/memo]
現実を言えば、どんな分野でも、活躍している人の学歴は高いんですよね...。
プライドが高い
プライドが高い人で、どの様な人がうまくいかないかと言うと、行動していないのにプライドが高い人です。
原因
周りから認められない人が抱くものだと思います。成功者を意識して、その「威を借る」事で肥大化したプライドを形成し、自己満足に浸るのですが、人に会うとプライドが砕けてしまう可能性があるので、「自分は偉大な音楽家だ。」というプライドならば、音楽関連で人に会う事や音楽の話題が出るだけで、自尊心が砕け散るかどうかを気にして、ビクビクと怯えながら生きているのです。
症状
行動してもいないのに、自分は偉大な音楽家になると信じていた人それは私の事です。その体験談を話したいと思います。まず、一番痛いのが、このプライドを持ち続けるに連れて、精神的ダメージを負う事です。
なぜかというと、技術もない口だけ野郎が1年、2年と年が経るに連れて、それが自分の音楽歴と勘違いしていまうのです。自分は音楽歴2年の偉大な音楽家のプライドを持っているのですからね。
プライドの末路
しまいには、人や好きではない音楽家を見下し始めるのですが、動画サイトなどで、自分より上手い人を演奏しているのをみると、自分の無力さを知らしめられるので、絶対に見ない。
自分より上手い初心者が演奏していたら、心が簡単に折れてしまうのだ。こんな人が物事を続けていく事はできないですよね。行動が備わっていないのにプライドばかり高く、夢を語る人は間違いなく口だけ野郎になりますね。
プライドが高く目標設定が下手
プライドが高いと、目標設定も自分の能力を超えた様な、ほぼ不可能なものになってしまいます。基本や基礎を疎かにして、応用や発展ばかり意識して、いつまでも結果を残す事ができません。
これも間違いなく私ですね。中学生の頃に早い段階で慶應義塾高等学校を志望していました。何故なら、有名の学校に受かる方が格好いいに決まっているからです。
過去問を開いて見て、分かったことは応用問題、発展問題が多かった事です。だから、とびきり難しい問題集を買った事があります。
ですが、自分のレベルに合わなくて直ぐに辞めてしまうのです。それは、プライドばかり高くて、自分の考えが正しいと考えていた為に、人の助言を度外視して正しい勉強法にありつけなかったからです。
プライドを捨てる方法
プライドを捨てる方法はとても簡単で、自分を見直す事が大切になってきます。具体的に言いますと、自分がプライドが砕けそうで嫌だと思う事に触れる事です。
音楽のプライドならば、部活やバンドを始めて他人と関わる事で、自分の立ち位置を確認する。他人の演奏なりを通じてプライドをズタズタに壊して、自分はゴミでクズだと認識する。そうする事で、他人の良さを理解できるのです。
幸せホルモンの分泌
ギターの練習をしていて「幸せホルモンの分泌」が関係していると思う時が多々あります。
完璧主義
もしも能力的才能が高ければ、何もかも上手くいくので、物事を継続する事なんて簡単だと思いますよね、私もそう思います。
ですが、能力的才能がなくても気持ち的能力があれば努力する事である程度の結果を残す事ができます。
それでも「何か違う。」と辞めてしまう場合は、貴方が完璧主義だからだと思います。この状態は幸せホルモンが分泌されているにも関わらず、完璧主義で蓋をして幸せや成功体験を感じないようにしています。
体験談
私の場合。ギターが少し上達した頃、BeatlesのBlack Birdという曲を弾けるようにしようと決心し、練習を開始しました。
YouTubeの動画とにらめっこをして、1週間である程度習得する事ができました。とてもキツかったのを覚えています。
ですが、これを親に披露した時に褒めて貰えなかったのを覚えています。「おかしい所がある。」と、少しは褒めてもいい所、改善点しか指摘しない親なので、曲を完成させたのにあまり嬉しく無かったのを覚えています。
時間をかけたのに割りに合わないと思い曲をコピーする事はもうしなくなりました。
[memo title="体験談"]
ギターで曲を弾けるようになるが、完璧主義に育てられたので、自分を褒める事ができなくなり、つまらなくなり辞めた。
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毒親
このように、まず褒める事をせず、改善点を指摘してくる親に育てられた子供は完璧でないと褒められないので、完璧であろうとしますが、うまくいかないので、自分を認める事ができず物事を続ける事が困難になります。幸せホルモンが分泌されているのに、それを気持ちで抑えて感じにくくなっているパターンと言えます。
うつ病
これは、単純にうつ病などの精神疾患で幸せホルモンが分泌されにくいので何をしても楽しくないという状況にあります。
そして、この様な方が口だけになってしまうのは行動しない自分が悪いのではなく、行動しても身につかないうつ病のせいだと言えます。
[list class="li-accentbdr strong"]
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もし、うつ病の様な状況にあるのならば、結果を残す以前に、勉強や練習をしていても、ただキツイだけで続かないし結果に結びつかないのではないかと思います。
記憶力や判断力も落ちてくるのでうつ病を患いながらの受験勉強はとてもキツかったのを覚えています。
体験談
私は、高校生の頃がうつ病が一番キツイの時期でした。中学の頃は慶応に入ると言いながらも勉強をせずにいたので、当然のごとく失敗。
この失敗を活かして高校では、部活にも入らず勉強だけの毎日を過ごしていました。高校2年になった頃、学校の勉強である程度の成績をとっていた私は有名大を目指す為のクラスに入ることになってしまいました。
今までは、勉強しないクラスメートを見下す事ができましたが、このクラスでは自分の様な人が集まっていたので、とてもやりずらかったのを覚えています。
周りが勉強してない時に努力するスタイルの自分はその環境に合わず、成績も落ちていくばかりでした。成績と比例する様にうつ病も酷くなり、単語帳で英単語を覚えようとしても、中々覚えられないのを覚えています。
一番驚いたのは友達の話を途中で聞き漏らしてしまう事。集中力が途切れてしまい、ここまで症状が生活の妨げになったのは驚きでしたね。
[memo title="体験談"]
勉強に自信を持っていたが、上には上がいて自信を喪失する、それと同時にうつ病が進行し、勉強が身に付かなくなった
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この様に、うつ病の状況にあるのに「有名私立に合格する」という夢を周りに公表したところで、まず結果に残す事ができないので更にうつ病が進行すると考えられます。
まとめ
私が思うだけの原因を出してみましたが、これだけが全てではないので、その人に合った処方箋は人それぞれなのだろうと思います。
そして、改善する為に大事な事は取り敢えず行動してみることだと、再認識する事ができました。たとえうつ病を患っていて、ずっと家にいたくても、薬を処方してもらわないと治す事ができないかもしれません。
家で寝ていたってしょうがないのです。自分を変えたければ行動するしかないのは間違いないですね。